但馬の小京都 兵庫県・出石町

「但馬の小京都」と呼ばれる兵庫県出石町
最初に目につくのが町のシンボル「辰鼓楼(しんころう)」。1871年に旧三の丸大手門跡に建設され、当時は1時間ごとに時を告げていたが、1881年にオランダから渡ってきた大時計が寄贈、それ以後、時計台へと生まれ変わったという。現在は3代目で、朝8時、昔の登城時間になると、太鼓の音を響かせるそうです。
出石城は江戸時代初期に小出吉英が築いた平城。天守閣は築かれず、本丸と二の丸を廊下で連結していたそうです。
辰鼓楼近くに上級武士の屋敷跡を保存した「家老屋敷」があります。正門を入って見ると平屋建てに見えるが、内部には隠された2階部屋になっている。
「出石そば」は藩主・仙石政明が国替えで信州・上田から来た際、そば職人も一緒に連れて来たため、現在のそば処としての姿があるそうです。そば店は50店。辰鼓楼付近は「そば通り」として、たくさんの店が並んでいます。
年間観光客は100万人を数えるといわれ、桂小五郎が幕末、隠れひそんだ住宅跡など町のいたるところに歴史がぎっしり詰まっており、小京都と呼ぶにふさわしい町並みを、朝の辰鼓楼の太鼓を聞きながらの散策すると江戸時代にタイムスリップした気分をたっぷり味わえます。
辰鼓楼 http://boss2000.fc2web.com/b-5314.htm
兵庫県出石町 http://osaka.yomiuri.co.jp/new_feature/yuuho/030119b.htm